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お店のマークとシェフの登場

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★このワインを飲んでいる天使達の絵柄は、僕らのお店のマーク、フランスからの直輸入です。
★うちのボス「taddo=タッド」は、パリのアンバリッドにあった「Chez les Anges」で、1972〜79年の7年間、シェフをしていました。もともと、このマークはそのお店のマークだったのです。しかし、taddoが日本に帰国して1980年・西千葉でレストランを始める時に、パリのお店のパトロンから「Oui !! Taddo !!」と喜んで認めてもらって、僕らのお店のマークとなりました。

お店のマークとシェフの登場_c0020129_20541465.jpg★パリのChez les Anges は、フランスでも有数のパトロンであるムッシュ・ムナシエの経営する、ブルゴーニュ料理で有名なお店でした(1952年創業)。フランスの政・財界や文化人のお客さんがたくさん来ていたお店です。ミシュランの星を返上したという逸話や、「料理長殿、ご用心」という映画のロケにもお店が使われたということですが、残念ながら、しばらく前に無くなってしまったようです。パリのChez les Anges はもうない…だけど、マークだけではなくて、そのお店の味もスピリッツも、この日本・西千葉に今も存在しています。

★さて、いよいよ僕らのボス「taddo=タッド」の登場です。やんちゃ盛りに、大阪・堺の教会の外国人宣教師さん宅でご馳走してもらったスープ、まさに異国の味でした。こうして少年は、外国の味の洗礼を受けました。
★東京オリンピックで、一気に外国の風が吹き込んだ頃には、ちょうど夢多き青年時代。僕のイメージは洋食ではない、こうなると、もはや本場しかない、居ても立ってもいられない。1965年に、フランスにたどり着き、前半7年は修行と小さなお店でシェフをしていましたが、後半7年はパリの「Chez les Anges」の人気シェフとして腕をふるい、フランス人の舌をうならせてきました。taddoのフランス語は、大阪弁だったそうですが…。
by cuisine-cla | 2005-01-21 16:20 | はじめまして!


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