ある時、地中海の浜辺に弱って打ち上げられていた魚を、ちょうどそこを通りかかった
聖ピエール(仏語 ・サンピエール)が手に取って海に放してやりました。
すると魚は勢い良く海の中泳いで行きました。
そしてこの魚の両脇腹にある丸い模様は、その時に聖ピエールが摑んだ
親指と人差し指の跡だと言われています。それで、ごの魚を「サンピエール」
と呼ぶようになったと言うことです。
日本では、弓矢の的に見立てて「的鯛」(マトダイ)、あるいは魚の頭の形から「馬頭鯛」(マトウダイ」
とも言われていますが、鯛の仲間ではありません。
でも、フランスでも日本でも良い名前が付けられた魚ですね。
瀬戸内海では高級魚として取引されている美味しい魚です。
今回はそれをグラタンにしています。
ぜひ一度ご賞味あれ!